新国立の聖火台 客席上部に設置できない可能性[2016/03/04 05:58]

 去年12月にデザインなどが決まった新国立競技場について、現在の計画ではスタンドの上部に聖火台を設置できない可能性が高いことが分かりました。

 新国立競技場は、建築家の隈研吾さんと大成建設のグループが設計・施工することになっています。JSC(日本スポーツ振興センター)などによりますと、現在の計画では観客席を覆う屋根に木材が使われているため、スタンドの上部に聖火台が設置できないということです。IOC(国際オリンピック委員会)は、聖火台について「すべての観客から見え、外からも見えるようにすべき」などとルールを定めています。遠藤五輪担当大臣は「聖火台をどこに置くかは決めていなかった」と述べ、基本設計がまとまる5月までに設置場所を決めるとしています。

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