山口組分裂騒動 警察庁が「対立抗争状態」認定[2016/03/08 00:05]

 警察庁は、指定暴力団山口組と神戸山口組が「対立抗争状態」にあると認定し、集中取締本部を設置しました。

 山口組と神戸山口組を巡っては、分裂騒動以降、関係先に銃弾が撃ち込まれたり、トラックが突っ込むなど抗争とみられる事件が相次いでいます。その数は去年8月以降、全国で49件に上り、警察が検挙できたのは15件です。1日現在で、構成員は山口組が5700人、神戸山口組が2700人です。事件現場となった暴力団事務所近くの小学校では、通学路に警察官が配置されるなど対策が取られています。警察庁は、事件が全国に広がっていることや凶悪化していることから、両団体が対立抗争状態にあると認定し、集中取締本部を設置しました。そのうえで、改めて全国の警察に情報収集や取り締まりの強化を指示しました。

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