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2016年3月10日 17:26

津波が破壊“万里の長城”新たな高さは15メートルに

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 竹内由恵アナウンサーは、11日に東日本大震災から5年を迎える被災地を取材しています。

 (竹内由恵アナウンサー報告)
 岩手県宮古市田老地区では、11日で震災から5年を迎えようとする今も、毎日のように復旧作業が行われています。10日も雪が舞うなか、作業が行われていました。2011年3月11日、「万里の長城」ともいわれる巨大防潮堤を津波が破壊。田老地区だけでも181人が犠牲となりました。高さ10メートル、全長2.4キロにも及ぶ巨大防潮堤ですが、上空から見ると「X」の形をしていて、二重の壁になっていました。ただ、今、残っているのは私が立っている防潮堤のみです。新たな防潮堤は、これまでよりもさらに4.7メートル高い、15メートル近くになる予定で、港を囲うことになります。
 そして、新たな取り組みも進められています。津波で途切れてしまった防潮堤の残骸がありますが、宮古市では、これを防災を学ぶための教材として残すということです。新たな防潮堤の建設予定地のその先には「たろう観光ホテル」がありますが、震災遺構として整備され、建物の中を見学できる「震災学習ツアー」が来月から始まります。今も550人近くが仮設住宅で暮らしている田老地区ですが、この春、100世帯以上が高台の団地に自宅を再建するなど新たな生活を始める予定です。一方、かつて住宅が立ち並んでいた防潮堤の内陸側では、まもなく野球場が完成しようとしています。田老地区を取材していて、まだ復興は道半ばですが、着実に前に進んでいるなという印象を受けました。

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