「子宮頸がんワクチン」接種 学習、睡眠障害も…[2016/03/16 19:30]

 子宮頸がんワクチンを接種した後に体の痛みなどを訴えている若い女性のうち、約4割が記憶力が低下するなど学習障害が起きていることが分かりました。

 厚生労働省の研究班は、子宮頸がんワクチンを接種した後に体の痛みや失神を訴えた約100人の女子中高生などについて、副反応とみられる症状を詳しく調べました。その結果、体の痛みとは別に「計算が遅くなった」「授業の内容が理解できない」など、学習障害を訴えた人が約4割、睡眠障害を訴えた人が2割いました。研究班は「脳への障害も副反応として疑われる」としています。症状の治療方法については「患者によって発症時期や症状も多様。対症療法や免疫療法など、その時期の病態にあった治療を選択することが重要」としています。

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