柏崎刈羽原発の安全審査 東電の準備不足で長期化か[2016/03/23 11:55]

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の前提となる安全審査が、東電側の準備不足などから長期化する可能性が出てきました。

 柏崎刈羽原発については、原子力規制委員会が福島第一原発と同じ沸騰水型の原発のなかでは優先的に審査を進めていました。2月には敷地内に「活断層はない」という評価も固まり、審査の大きなヤマを越えたとみられていました。ところが、23日の規制委で、原発内の設備の耐震設計について東電側が審査に必要な資料などの準備をしていなかったことが明らかになりました。このため、早ければ夏ごろとみられていた審査の合格は長期化する可能性も出てきました。東電の経営再建にも大きな影響を及ぼす可能性があります。

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