高齢者ケアに空き家活用を 最終報告、都知事に提出[2016/03/30 20:03]

 高齢者のケアの在り方を検討してきた有識者会議は東京都の舛添知事に対し、空き家を高齢者の住宅に活用すべきなどとする報告書を提出しました。

 東京都では現在、5人に一人が高齢者ですが、2025年には4人に一人が高齢者になるとされています。高齢者のケアの在り方を検討してきた有識者会議は30日、舛添知事に最終報告書を提出しました。報告書では、医療や介護、住まいなどを一体的に提供するシステムを早急に構築する必要があるとしています。そのうえで、都内に約82万戸ある空き家を高齢者の住宅や介護事務所などに活用できるよう規制緩和を求めました。都は来年度から空き家を高齢者ケア関連の施設として改修する場合、最大で150万円の補助を出すことを決めています。また、介護職員の負担軽減のため、施設にロボットを導入するためのモデル事業にも1300万円の予算を計上しています。

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