教習所を単位に換算 費用も支援金対象の「授業料」[2016/03/30 21:15]

 ウィッツ青山学園高校の就学支援金不正受給事件を受けて、文部科学省が全国の広域通信制高校を調べたところ、12校がホームページやパンフレットに不適切な記述をしていたことが分かりました。

 文科省によりますと、茨城県に本部がある晃陽学園高校は、ホームページで「授業のなかで運転免許の取得を目指す」として、自動車教習所に通えば卒業単位に換算できると紹介していました。さらに、教習所の費用が就学支援金の対象である授業料に含まれるとしていました。このほか、熊本県の一ツ葉高校は、就学支援金によって支払う授業料が減ることについて「減額特典」「プライス・ダウン」と表示していました。全国で12校がホームページやパンフレットで不適切な記述をしていて、文科省は今後、就学支援金制度の運用を厳しくし、広域通信制高校への指導監督を強化する方針です。

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