初の水害対応ガイドライン “鬼怒川決壊”受け[2016/03/31 11:58]

 去年9月の鬼怒川の堤防決壊などを受け、政府は大規模な水害対応の具体的な在り方について初めてまとめました。

 内閣府特命担当(防災)・河野太郎大臣:「次の水害が起きる前に今回、頂いた提言をしっかりと具体化して参りたい」
 中央防災会議の専門家会議が取りまとめた報告書によりますと、災害経験の少ない市町村に対し、水害対策のポイントをまとめた「水害対応の手引き」を作るためのガイドラインを初めて国が示します。このなかでは、被災した後の避難所の運営の仕方やボランティアとの連携など、実際にあった過去の事例を紹介します。また、水害のリスクを分かりやすく示すため、ハザードマップ上にあらかじめ早期の立ち退きが必要な区域が初めて盛り込まれます。内閣府はこの夏までに取りまとめて各市町村に配る予定です。

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