140カ国が“青色に染まる” 世界自閉症啓発デー[2016/04/02 17:50]

 4月2日は「世界自閉症啓発デー」です。東京都内では、自閉症など様々な障がいを持つ人たちによるアートイベントが開かれました。

 大きなキャンバスに絵を描いているのは、造形作家の佐々木卓也さんです。自閉症の診断を受けた3歳のころから、絵や粘土細工を始め、個展を開くなど創作活動を続けています。他にも障がいを持つアーティストや会場の前を通り掛かった家族連れなどが参加し、一緒になって1つの作品を作り上げました。
 造形作家・佐々木卓也さん:「(Q.(作品を)皆に見てほしいですか?)はい」
 自閉症への理解を深めてもらおうと国連が定めた世界自閉症啓発デーでは、ニューヨーク、パリ、ロンドンなど、世界140カ国の主要な施設がシンボルカラーの青色に染まります。東京・渋谷では、青のTシャツを着たハチ公像の前で、自閉症など様々な障がいを持つ人たちが写真撮影会を行い、インターネットで世界に発信しました。
 Get in touch代表・東ちづるさん:「実際はマイノリティーなんてカテゴライズ、区別される人なんていない。皆、私たち同じっていう、違うところも楽しもうって」

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