抗生物質の使用量、3分の2に…「薬剤耐性菌」で対策[2016/04/05 16:44]

 抗生物質の使用量を3分の2まで減らします。

 「薬剤耐性菌」は抗生物質が効きにくい肺炎球菌や大腸菌などのことで、抗生物質を必要以上に服用することなどで発生します。耐性菌による死者は世界で70万人に上り、対策を取らなければ、2050年には1000万人を超えて、がんによる死者を上回るという試算があります。政府は対策として、抗生物質の使用量を2020年までに3分の2に減らすことや、耐性菌にも効果がある新薬を開発するなどの計画を決めました。国民には「必要以上に抗生物質の処方を求めない」ことを呼び掛けます。

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