ジカ熱の国内感染確率は16.6% 北大研究チーム[2016/04/06 01:37]

 中南米を中心に流行が広がるジカ熱について、今年、日本国内で感染が起こる確率は16.6%とする推計値を北海道大などの研究チームがまとめました。

 研究チームは、ジカ熱と同じ蚊が媒介する他の感染症の過去の流行状況や航空機での移動距離などから、国内で感染が広がる確率を計算しました。その結果、今年、日本国内で感染が起こる可能性は16.6%でした。これは、アメリカの78.2%や中国の40.7%、台湾の36.7%を下回っていますが、気温が低いイギリスの6.7%や韓国の4.7%と比べて高くなっています。ただし、リオデジャネイロ・オリンピックの影響は考慮しておらず、ブラジルへの渡航者が増えた場合は確率が高まるということです。

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