小中一貫の義務教育学校 全国で22校設置[2016/04/07 21:58]

 今年度から制度化された小中学校9年間の教育を同じ学校で一貫して行う「義務教育学校」が全国で22校設置されたことが分かりました。

 義務教育学校は、従来の小学校6年・中学校3年という学年の区切りにこだわらない教育のできる学校で、改正学校教育法の施行で今年度から制度化されました。義務教育学校の設置状況について文部科学省で調べたところ、全国13の都道府県で公立の22校が設置されたことが分かりました。このなかには、東京・品川区の6校などすでに小中一貫教育に取り組んでいた学校が新制度に移行したケースも含まれます。義務教育学校は、中学校の学習内容を小学校にあたる学年で先取りする柔軟な教育をできたり、中学に進学した時にいじめなどが増える「中1ギャップ」の弊害を少なくできるなどとして文科省が推進していて、来年度以降も全国で公立114校、国立3校、私立2校の設置が予定されています。

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