1階が押し潰され…2階のバルコニーが目の高さに[2016/04/15 16:02]

 14日夜、熊本県で起きた震度7の地震で、住宅の下敷きになるなど9人が死亡しました。震度7を観測した熊本県益城町の倒壊現場から野村友弘記者の報告です。

 (野村友弘記者報告)
 2階の重みに耐えきれずに崩れた住宅です。この住宅は築30年で、1階部分は3年前にリフォームを済ませたばかりだったということですが、無残にも1階が押し潰されています。そして、2階のバルコニーが目の高さに降りてきています。そして、その横には小さな川が流れていて、土台ごと様々なものが滑り落ちているような状況です。なかには衣装ケースなどもあります。15日午後、この家の住民の親戚の人が来ていました。その人によりますと、この家には3人住んでいるということですが、無事が確認されているということです。奇跡的に逃げ出せたということです。親戚の人はこの家になぜ来たのかというと、「遺影を取りに来た」ということです。ただ、14日の本震の後も余震が続いています。非常に危険な行為です。そのため、警察ではこの辺り15日も朝から心配して家を見にくる住民が多かったのですが、非常に危ないということで、「建物に立ち入らないように」といった指導を行っていました。

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