9万8000世帯で断水、1万500戸で停電 熊本地震[2016/04/15 18:13]

 14日夜、熊本県で起きた震度7の地震で、住宅の下敷きになるなど9人が死亡しました。水道や交通などライフラインに関する情報をお伝えします。

 (松原大祐アナウンサー報告)
 まだ停電だけでなく、水が届かない家庭もあるということです。現在も熊本県益城町や熊本市などで9万8000世帯以上が断水していて、給水トラックが派遣されています。このほか、県内1万500戸が停電。益城町や熊本市をはじめ、県内375カ所で7262人が避難しています。
 交通機関への影響もまだ残っています。九州新幹線は、地震発生直後から博多−鹿児島中央間で運転を見合わせています。熊本駅熊本総合車両所間で回送列車の新幹線が脱線。運転再開のめどは立っていません。九州自動車道では路面の陥没や隆起などが多数、発生していて、植木−松橋間で通行止め。九州中央自動車道も通行止めとなっています。また、熊本空港発着の東京や大阪伊丹便合わせて4便が欠航したほか、現在も遅れが出ています。余震がやみ、一刻も早く平穏な日々が戻ってきてほしいと住民は願っています。

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