熊本城 建物一部“崩壊の恐れ” 強い地震相次ぎ[2016/04/16 11:46]

 14日の地震で、瓦などが大量に落ちた熊本城ですが、これまでの相次ぐ大きな揺れで、建物の一部が崩れる恐れも出てきました。

 (巽孝之記者報告)
 ピンと熊本の青空に尻尾を振り上げていた2匹のしゃちほこの姿はもうありません。15日はかろうじて残っていた1番上の屋根瓦もすっかり落ちてしまいました。屋根組の白っぽい地をさらしている熊本城の本丸です。日本三大名城の一つとうたわれた熊本城。1601年からこの熊本で、今もあがめられる加藤清正が築きました。大小の天守閣、そして数々のやぐら、楼門、城門、上空から見るその姿はその数々の歴史を戦ってきた姿も自然の災害の前には為す術もなかったという姿のように見えています。また、やぐらも石垣が一つひとつと崩れて、かろうじて立って傷付いた武士の姿のような感じが上空から見て取れます。

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