熊本M7.3の“本震” 27kmにわたって断層動いたか[2016/04/18 01:03]

 熊本県で16日に発生したマグニチュード7.3の地震について、政府の地震調査委員会は、熊本県を通る断層のうち27キロにわたって3.5メートル動いたために起きたとする見方を示しました。

 地震が起きたのは、震源付近を北東から南西に通る布田川断層帯の布田川区間です。この区間はこれまで19キロと推定されていましたが、観測結果から、それよりも長い27キロにわたって3.5メートルずれていたことが分かりました。断層の東側の延長線は、阿蘇山のカルデラの地下まで達していた可能性もあるとしています。地震と火山活動の関係は分かっていませんが、阿蘇山より北東側や大分県で起きた複数の地震については、断層との関連までは認められないとしています。

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