あふれる災害ゴミ、3メートルに…処理進まず[2016/04/21 11:48]

 震災で出たがれきの処理が本格化し、新たな問題も出てきています。

 (青木梨紗記者報告)
 熊本県益城町の避難所の一つ「総合体育館」の裏にある災害ごみ置き場です。益城町では21日朝から雨が降ったりやんだりしていましたが、現在は強い雨が降り続けています。この災害ごみ置き場は震度7の地震があった14日の翌日から設置されていて、町内の建物のがれきなどが運び込まれています。燃えるごみ、燃えないごみ、木材、コンクリート片、瓦などに分類されていますが、地震から1週間が経ち、すでに3メートルほどの高さにまで積み上がっています。町役場によりますと、21日は雨が降っていて作業が危険なため、持ち込みを控えるよう呼び掛けているということです。町中にはまだ倒壊した家が手付かずで残っています。道をふさいでいたがれきは撤去が進み、交通の便は改善されてきましたが、住宅の敷地内にはがれきがまだ残されています。今後、それらのがれきが災害ごみ置き場に持ち込まれることが予想されていますが、ここに集まったがれきを今後どうするか、まだ決まっていないということで、町では対応を検討しています。

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