玄海町長 「核のごみ」最終処分場は条件付きで検討[2016/04/28 05:52]

 「核のごみ」の最終処分場について、玄海原発を抱える佐賀県玄海町の町長が、国から「適している」とされた場合、条件付きで検討の余地があるとする認識を示しました。

 佐賀・玄海町、岸本英雄町長:「今のところ前向きに受け入れようとは思わない」
 玄海町の岸本町長は27日、原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場を受け入れるかについて取材に応じ、任期中に「自ら手を挙げることはない」と述べました。その一方で、国が玄海町を「適地」とした場合、町民や議会などの理解を条件に検討する余地があるという認識を示しました。
 佐賀・玄海町、岸本英雄町長:「選定地の候補の一つになるかもしれない可能性ある。全部がクリアできれば、それはそういう(受け入れる)判断もあると思う」
 最終処分場を巡っては、国が建設に適した地域を年内中に示す方針ですが、現実的には「町の面積が狭い」などとして最終処分場の受け入れは「難しい」と述べ、慎重な姿勢を示しています。

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