人手不足が深刻化 GW最終日ボランティア激減 熊本[2016/05/08 11:47]

 震災からの復興作業が続く熊本市では、ゴールデンウィーク最終日を迎えてボランティアの数が激減し、人手不足が深刻化しています。

 熊本市ボランティアセンターによりますと、7日と8日については、約1000人の募集に対して半数程度しか集まっていません。8日で連休が終わり、遠方からのボランティアが地元に帰ったことなどが背景にあるとみています。
 中川奈穂子ボランティアセンター長:「自分のところに来て片付けを手伝ってほしいとおっしゃる高齢の方や障害をお持ちの方はたくさんいらっしゃる。一人でも多くのボランティアの方にお手伝い頂ければ」
 こうした状況を受け、熊本市長は「超急募」というタイトルのメッセージをツイッターなどで配信し、「まだまだ人手が必要だ」と継続的な支援を呼び掛けています。一方、熊本県は地震発生から1カ月となる時期をめどに現在、国から送られる食料や救援物資を可能な限り自力調達に切り替える方針を固めました。避難者の数がピーク時の1割を切り、物資の不足がほぼ解消されたことから、県内での調達を優先して地元経済の回復にもつなげたい考えです。

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