発電所の水20万トンが流出 阿蘇大橋の崩落に関係か[2016/05/13 11:49]

 地震発生後、熊本県南阿蘇村にある水力発電所の水路から、土砂崩れで崩落した阿蘇大橋の方向へ20万トンもの大量の水が流れ出ていたことが分かりました。

 先月16日の「本震」の後、南阿蘇村では大規模な土砂崩れが起き、阿蘇大橋が崩落しました。九州電力によりますと、近くを通る黒川第一発電所へ川の水を送るための水路が壊れ、そこから橋の方向に約20万トンの水が流れ出ていたことが分かりました。九州電力は「橋の崩落との因果関係は不明」だとしていますが、今後の調査を検討しています。また、発電所では地震で貯水槽も壊れ、大量の水が麓の集落へ流れ出ていました。集落では土砂崩れで2人が亡くなっていて、九州電力は現地で土砂崩れの原因を調べています。

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