「国立西洋美術館」 国内20件目の世界遺産へ[2016/05/18 05:50]

 東京・上野の国立西洋美術館が国内20件目の世界遺産に登録される見通しとなりました。

 東京の上野公園にある国立西洋美術館は、パリを拠点に活動した20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエが設計した国内で唯一の建物です。日本やフランスなどは、国立西洋美術館を含む7つの国の17の建物について世界文化遺産への登録を共同で推薦していました。これについて、ユネスコの諮問機関「イコモス」は17日、「世界遺産への登録が適当」とする勧告を出しました。ル・コルビュジエの作品が世界中の建築に大きな影響を与えたとしています。7月10日から開かれるユネスコの委員会で正式に登録が決まる見通しで、日本の世界遺産は文化遺産と自然遺産を合わせて20件目となります。文化庁によりますと、複数の大陸にまたがる世界文化遺産は初めてだということです。

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