土師淳くん父、加害男性の手記「さらなる加害行為」[2016/05/24 11:53]

 神戸の連続児童殺傷事件で、小学6年だった土師淳君(当時11)が殺害されてから19年。父親の守さんは、加害者の手記の出版について「彼とは関わりたくない」と訴えました。

 淳君は1997年5月24日、神戸市須磨区で殺害され、当時、中学生だった少年(当時14)が逮捕されました。一連の事件は社会に衝撃を与え、少年法の見直しや犯罪被害者への支援の在り方などを巡る議論が進むきっかけともなりました。淳君の父親・守さんは去年、加害男性が手記を出版したことは「被害者の精神へのさらなる加害行為」で「『表現の自由』とは別次元の話」だと訴えました。また、毎年、受け取っていた加害男性からの手紙を今年は受け取らず、「彼とはもう関わり合いたくない」と失望感をあらわにしています。

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