家族や同僚が…“受動喫煙”で年間1万5000人が死亡[2016/05/31 11:58]

 受動喫煙の影響で肺がんや脳卒中になって死亡する人が年間1万5000人と推計されることが分かりました。

 国立がん研究センターなどの調査によりますと、非喫煙者で家族や職場の同僚が喫煙している場合、年間約1万5000人が受動喫煙の影響で死亡すると推計されるということです。肺がんで2480人、虚血性心疾患で4460人、脳卒中で8010人、乳幼児突然死症候群で70人と推計されています。
 国立がん研究センターがん登録統計室・片野田耕太室長:「(受動喫煙でリスクが上がるのは)最近、研究が進んで、がんだけでなく循環器疾患や呼吸器のぜんそくなどにも因果関係が認められつつある」
 厚生労働省は「受動喫煙防止の法制化も含めて対策を検討していく」としています。

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