自殺者、6年連続減少…でも若い世代では死因トップ[2016/05/31 13:24]

 2015年に自殺した人は2万4025人と6年連続で減少しましたが、先進国のなかで日本だけが若い世代の死因のトップが自殺になっています。

 厚生労働省がまとめた自殺対策白書によりますと、2015年の日本の自殺者数は4年連続で3万人を切り、2万4025人でした。減少傾向にありますが、一日平均で約66人が自殺していることになります。特に15歳から34歳の若い世代では、男女ともに死因のトップが自殺になっています。若い世代で死因のトップが自殺なのは、アメリカやドイツなど先進7カ国のなかで日本だけです。人口10万人あたり18.1人に上り、2番目に多いカナダの12人を大きく上回っています。厚労省は「若年層の自殺対策が引き続き重要となる」としています。

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