全国の警察に警戒強化指示 岡山の死亡発砲事件受け[2016/05/31 18:31]

 岡山県で指定暴力団神戸山口組系の幹部が何者かに射殺された事件を受け、警察庁は、山口組との対立抗争がさらに激しくなり、市民に被害が出るのを防ぐため、警戒を強化するよう全国の警察に指示しました。

 31日午前9時50分ごろ、岡山市のマンションの駐車場で、指定暴力団神戸山口組池田組の高木忠幹部(55)が何者かに銃撃されて死亡しました。この事件を受けて、山口組と神戸山口組の抗争がさらに激しくなり、市民に被害が出る恐れがあることから、警察庁は「特定抗争指定暴力団」の指定に向けて、全国の警察に警戒と情報収集を強化するよう指示しました。去年10月には長野県で神戸山口組系に移った組員が撃たれ、死亡しています。警察庁は3月に山口組と神戸山口組が抗争状態にあると認定し、その後、発砲事件などは13都道府県で27件起きていましたが、認定後に死亡者が出るのは初めてです。

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