東京都の舛添要一都知事は、政治資金の私的流用など疑惑に関する調査について、1日の都議会で「議会での審議に間に合うよう公表し、説明したい」と述べました。
舛添要一都知事:「主に知事就任前の政治資金の使途に関わる問題について、現在、政治資金規正法に精通した元検事の弁護士により、支出内容を厳しく調査して頂いている。この結果は本議会の審議に間に合うよう公表し、ご説明申し上げたい」
舛添知事は1日に開会した都議会の所信表明の冒頭で、一連の疑惑について謝罪しました。そのうえで、高額な海外出張費について、今後はファーストクラスやスイートルームを使用しないことなどを表明しました。元検事の弁護士らによる調査結果については審議に間に合うよう公表すると述べ、15日までの会期中に自ら説明する意向を示しました。
都議会自民党・宇田川聡史幹事長:「私も説明責任を果たしてほしいと願っていましたが、果たされたとは認識しておりませんし、納得もしておりません」
都議会民進党・尾崎大介幹事長:「あれでは全く説明責任を果たしていないんじゃないかというのが率直な感想です」
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