福島第一原発の凍土遮水壁 山側でも凍結作業開始[2016/06/07 08:02]

 福島第一原発で汚染水対策の柱とされる凍土遮水壁について、東京電力は6日から建屋の山側の凍結作業を始めました。

 東電は全長1500メートルの凍土遮水壁のうち、原子炉建屋などの海側については凍結作業を3月に始めています。6日、残る山側についても凍結作業を開始しました。海側では凍結していないとみられる場所がありますが、改めてセメントを投入します。東電は約2カ月かけて凍土壁全体の97%の凍結を目指します。この凍土壁を巡っては、原子力規制委員会が東電に対してどの程度、地下水の流入をブロックできるのか改めて試算するように指示するなど、水を遮る効果については依然として不明な部分が残ります。

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