131億光年の銀河に酸素 日本の研究チームが発見[2016/06/17 05:55]

 日本の研究チームが131億光年離れた銀河に酸素の存在を発見したと発表しました。

 大阪産業大学の井上昭雄准教授や国立天文台などの研究チームは去年6月、南米のチリにあるアルマ電波望遠鏡を使って、131億光年離れた銀河で酸素が出す光を発見しました。これは131億年前の宇宙に酸素が存在したことを示し、酸素の発見としては観測史上最も過去にさかのぼったものだということです。宇宙は138億年前に誕生したとみられ、その7億年後に酸素が存在していたことになります。研究チームは今後、さらに遠い銀河の観測を進め、宇宙で最初の酸素の存在にたどり着きたいとしています。

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