仕事中の熱中症急増 屋内作業でもリスクあり[2016/06/23 11:58]

 仕事中に熱中症になって死亡した人が去年1年間で約30人に上ることが分かりました。前の年の2倍を超えていて、今年も注意が必要です。

 厚生労働省によりますと、去年、職場での熱中症で29人が死亡し、435人が4日以上の休みを余儀なくされました。死亡者は前の年よりも17人増えています。重い熱中症は屋外での作業が多い建設業や警備業で目立ちますが、屋内での事務作業などでも軽度の熱中症になるリスクがあります。
 厚生労働省・武田康久労働衛生課長:「屋内での作業とか、重労働でない場合でも熱中症は発生する」
 急激に気温が高くなる梅雨明けは特に注意が必要で、厚労省は職場の温度の管理とともに、のどが渇いていなくても定期的に水分や塩分を取るよう呼び掛けています。

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