千葉港の工事でも施工不良 “改ざん”東亜建設工業[2016/06/23 18:35]

 東亜建設工業が空港などの地盤改良工事でデータを改ざんして施工不良が発覚した問題で、成田空港会社は、千葉港の護岸工事でも施工不良があったと発表しました。

 成田空港会社によりますと、航空機の燃料を積んだタンカーが接岸する千葉港の護岸の液状化対策工事で、工事を請け負った東亜建設工業から施工不良の報告がありました。去年の4月から8月にかけて、地盤を強くするための特殊な薬を流し込む工事をしましたが、地盤が薬によって想定以上に膨らんだために必要な量の半分以下しか入れられませんでした。工事の期間中、発注した成田空港会社の担当者が4回、状況を確認しましたが、東亜建設工業はその度に、書類などに載っているデータを改ざんして予定通りに工事が進んでいると嘘の説明をしていました。成田空港会社は東亜建設工業に工事のやり直しと、それによって生じる費用の負担を求める方針です。

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