雨降ったのに…渡良瀬川で20%の取水制限始まる[2016/06/25 11:56]

 関東の水がめといわれる利根川水系でダムの貯水率が下がり続けていることから、渡良瀬川では25日から20%の取水制限が始まりました。

 栃木県などを流れる渡良瀬川上流の草木ダムの貯水率は午前11時現在、45.7%で、今月に入ってから徐々に下がり続けています。11日から10%の取水制限が始まっていましたが、今後もまとまった雨が期待できないことなどから、国土交通省は25日午前9時から取水制限を20%に引き上げました。栃木県と群馬県の11の市と町の農業用水などが対象になります。この時期に取水制限が20%になるのは約30年ぶりです。24日から草木ダムの周辺では雨が降っていますが、農業用の水を流し続けていることなどから貯水率は増えていません。国交省などは引き続き節水への協力を呼び掛けています。

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