新たにがんと診断された患者86万5000人 過去最多に[2016/06/29 11:58]

 全国で新たにがんと診断された患者数の最新の推計値が明らかになり、過去最多の86万5000人に上ることが分かりました。

 国立がん研究センターによりますと、2012年に新たにがんと診断された患者の推計数は、全国で約86万5000人でした。男性は、胃がん、大腸がん、肺がんの順で多く、女性は、乳がん、大腸がん、胃がんの順でした。都道府県別の傾向としては、胃がん患者の割合は日本海側で高い傾向にあり、食塩の摂取量といった食生活などが影響している可能性があるということです。肺がんは近畿圏で死亡率が高く、喫煙率の高さが関係している可能性があります。一方で、女性の乳がんや子宮がんには、はっきりとした偏りは見られませんでした。

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