天皇陛下が「生前退位」の意向示される[2016/07/14 05:50]

 天皇陛下が天皇の位を生きている間に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を示されていることが分かりました。

 天皇陛下は現在、82歳で、ほぼ毎日、公務や宮中祭祀(さいし)に取り組まれています。政府関係者などによりますと、天皇陛下は、天皇の位を生きている間に皇太子さまに譲る生前退位の意向を周囲に示されているということです。皇位継承などを定めた皇室典範には、天皇が崩御した際に皇太子などの後継ぎが即位することは定められていますが、生前退位についての規定はありません。皇室典範を改正するには国会の議決が必要となるほか、天皇の国事行為などに関わる法律改正に向けた議論が必要になります。一方で、宮内庁は「そのような事実は一切ない」「陛下は常に、制度に関わることは発言を差し控えるようにされてきた」と一貫して否定しています。

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