普段と変わらない笑顔で 両陛下は先ほど御所に[2016/07/14 18:13]

 天皇陛下が「生前退位」の意向を示されたことが各地で驚きをもって受け止められています。宮内庁は14日の会見で「そういう事実はない」と改めて否定しています。天皇陛下は14日午後、静養先の葉山から皇居に戻られました。皇居・乾門から報告です。

 (社会部・真鍋由記者報告)
 13日からの報道を見て心配したという75歳の女性や外国人観光客も足を止めていましたが、天皇皇后両陛下は14日午後、静養を終えて乾門から御所へと戻られました。車の中から報道陣に対して会釈をされましたが、表情などは普段と変わらない様子でした。皇后さまも外国人観光客の姿を見つけると、手を振られていました。
 14日午後、宮内庁長官の定例会見がありました。「生前退位」に関する一連の報道について、「陛下は宮内庁関係者に意向を示された事実は一切ない」として、これまでのスタンスを変えていません。また、長官は今回の報道について、「両陛下と何か話をする予定がありますか」という質問に対して、「お時間があるかどうか分からない」という回答でした。この4日間、天皇皇后両陛下は葉山でゆっくりと過ごされたということです。ただ15日からほぼ毎日、公務が入っています。またお忙しい日常に戻られます。

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