トルコのクーデターで「世界遺産」登録見通し立たず[2016/07/16 14:23]

 トルコ情勢を受けて、イスタンブールで開催中の世界遺産委員会は16日の審議を中止し、国立西洋美術館などの登録がいつ決まるのか見通しが立たない状況です。

 ユネスコの世界遺産委員会では、日本時間の15日午後から世界遺産の登録を審議する会議が始まり、初日は9件の審議を行いました。東京・上野の国立西洋美術館を含むフランス人建築家・コルビュジエが設計した17の建物は11件目に審議され、予定通りであれば日本時間の16日夕方、世界文化遺産への登録が正式決定する見通しでした。しかし、文化庁によりますと、2日目の審議は行われず、今後の日程も先行きが全く見えない状況だということです。今回の委員会では、日本から文化庁の職員ら20人近くがイスタンブールに入っています。

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