高濃度汚染水の早期処理を東電に指示 規制委[2016/07/19 17:01]

 福島第一原発の建屋の地下にたまっている非常に高い濃度の汚染水について、原子力規制委員会の検討会合は、東京電力に処理を早める具体策の検討を指示しました。

 更田豊志委員:「リスクを下げるには、それ(建屋内の高濃度汚染水処理)が一番早い手段ですので、真剣に検討してもらいます」
 福島第一原発の1号機から4号機の建屋の地下などには約6万トンの高濃度汚染水がたまっていて、巨大津波などで流出する危険性が指摘されています。原子力規制員会の更田委員は「リスクの高止まりは許されない」として、タンクを大量に増設してでも早急に汚染水を移して処理する方策を検討するよう指示しました。また、汚染水が流れ込んでくるスペースをなくすため、タービン建屋内にセメントなどを流し込む方法にも初めて言及しました。

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