津波の観測点増加で最大20分早く検知へ 気象庁[2016/07/21 21:59]

 気象庁は沖合にある津波の観測地点を156増やし、385地点にすると発表しました。沖合での津波の検知が最大で20分程度、早くなるということです。

 気象庁はこれまで、日本の沖合の海底229地点に設置されている水圧計で津波を観測していました。28日からさらに水圧計を増やし、北海道から関東の沖合の125地点と紀伊半島から四国沖の31地点でも新たに津波の観測を始めるということです。気象庁によりますと、観測網がきめ細かくなったことにより、場所によっては津波を最大で20分程度、早く検知できるようになり、津波の規模もさらに正確に把握できるということです。気象庁は「これらを使って南海トラフ地震や首都直下地震に備えたい」としています。

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