“いじめ追跡調査” 小学校高学年の加害者は減少[2016/07/22 23:30]

 仲間外れや無視、陰口など暴力を伴わないいじめの加害者の数が小学校高学年で減っていることが国立教育政策研究所の調査で分かりました。

 「いじめ追跡調査」は、国立教育研究所が北関東の小学4年生から中学3年生までの約5000人を対象に行い、3年に一度、公表しています。それによりますと、中学生の約9割が「暴力を伴わないいじめの被害経験がある」と答え、加害経験も9割に上るなど、これまでの調査と大きな変化はありませんでした。小学生については、やはり9割近くが被害経験があるとしたものの、加害経験は約8割にとどまり、前回の調査から1割ほど少なくなりました。国立教育研究所は、小学校教師の間でいじめを未然に防ぐ必要があるとの意識が高まっていると分析しています。

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