世界文化遺産 “再来年”の候補、早くも決定へ[2016/07/25 11:52]

 早くも再来年の世界文化遺産の国内での候補が25日に決定します。北海道と北東北を中心とした縄文遺跡群。金を中心とする佐渡鉱山の遺産群。大阪にある百舌鳥と古市の古墳群。長崎の教会群とキリスト教関連遺産。このなかから1つ選ばれます。地元自治体などがアピール合戦を続けていて、最終選考が現在も続いています。

 (社会部・国吉伸洋記者報告)
 いわば文化遺産の日本代表を決めるともいえる会議ですが、報道陣をシャットアウトして、現在、文部科学省で行われています。午前10時から始まった会議は、4つの文化遺産それぞれについて協議し、最終的に1つに絞り込んでいきます。今回、最も有力とみられているのは長崎の教会群とキリスト教関連遺産です。今年、ユネスコの審査を受ける予定でしたが、長崎県と熊本県が国の推薦を一時、撤回し、構成する内容を見直して再びチャレンジしました。その他の3つも保全や管理の体制を強化するなど課題の克服に取り組んでいて、ある関係者は「差はほとんどない」と話しています。結果は午後2時に発表されますが、今回はこれまで以上に調整が難航する可能性もあります。

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