“辺野古”再び法廷に 翁長知事が意見陳述へ[2016/08/05 11:50]

 沖縄県名護市辺野古へのアメリカ軍基地建設を巡って、国が沖縄県を訴えた訴訟の口頭弁論が5日午後から開かれます。

 (草柳悟堂記者報告)
 いったんは和解が成立し、国・沖縄県双方が訴えを取り下げましたが、協議が整うことはなく、争いは再び法廷へと持ち込まれました。3月の和解成立後、県は第三者委員会の判断を仰ぎましたが、委員会は「両者が話し合うべきだ」などとして、国の是正の指示の違法性を判断しなかったため、改めて国が承認取り消しは違法だとして、沖縄県を法廷に引きずり出す格好となりました。こうしたなか、国は辺野古の陸上部分の工事を先に始めると宣言しているほか、この裁判と直接、関係はありませんが、県民の反対が多い沖縄県東村高江のヘリパッド建設を強行するなど、両者の信頼関係は大きく揺らいでいます。翁長知事は5日の法廷で、「このままでは地方自治が死んでしまう」などと意見を述べることにしています。第1回口頭弁論は午後2時に開廷です。

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