宮内庁 今後の対応は…天皇陛下「お気持ち」表明[2016/08/08 17:24]

 天皇陛下の「お気持ち」表明を受け、今後の対応について宮内庁長官が8日午後、記者会見を開きました。

 (社会部・真鍋由記者報告)
 長官は会見で、陛下のご負担軽減について「宮内庁として真剣に対応を考えるが、何か具体的に決まっているわけではない」と答えました。このほか、長官はビデオメッセージのなかから何点かを指摘して説明しました。冒頭で、陛下が「ここ数年、思いを致すようになった」というお言葉がありましたが、これは「今から5、6年前」を指しているということです。また、公務などの数については「80歳を超えてからも、50代の頃と変わらない。特に、被災地のご訪問は70歳を超えられてからの方が件数が多くなっている」と指摘しています。今回の「お気持ち」表明について陛下は、去年から検討されていたということですが、フィリピンの訪問や熊本地震などがあるなかで、さらに考えを深められ、この度の表明に至ったということです。ご健康面で何か変化があったわけではなく、準備が整ったということだそうです。ビデオの収録にあたって、皇后さまは収録の場所までおともされて、お部屋にお下がりになる意向だったそうですが、陛下から「大事なことなのでともにするように」というお言葉があり、少し離れた場所で聞かれていたそうです。

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