活断層で起きる地震発生確率 4段階にランク分けへ[2016/08/16 15:08]

 政府の地震調査推進本部は、全国の活断層で起きる地震の発生確率について、数値で示していたものを危険度ごとに4段階のレベルに分けて公表する方針を固めました。

 政府は、全国97の主要な活断層が今後30年以内に地震を引き起こす確率を公表しています。このなかで、4月の熊本地震を引き起こした「布田川断層帯」では地震前の発生確率が「ほぼ0.0%から0.9%」で、危険性が伝わりにくかったなどと批判が集まりました。見直し案では確率ごとに危険度をランク分けします。3%以上を最も危険な「Sランク」、0.1%から3%をやや危険な「Aランク」とします。また、0.1%未満を「Zランク」、確率が不明なものを「Xランク」と定めるということです。19日に正式決定され、数週間以内に順次、公開されます。

こちらも読まれています