「もんじゅ」の改善報告書を提出 原子力機構[2016/08/18 19:16]

 日本原子力研究開発機構は原子力規制委員会に対し、事実上の運転禁止状態にある高速増殖炉「もんじゅ」について改善報告書を提出しました。

 提出後の会見で、機構側は「保守管理体制の抜本的な見直しなどにより、違反状態は是正された」として「早期の運転再開を目指したい」などと述べました。ただ、もんじゅを巡っては、2013年5月に出された事実上の運転禁止命令後も安全の根幹に関わるようなミスが相次いでいるため、規制委が去年11月に文部科学省に対して機構に代わる組織を探すことなどを勧告しています。勧告を受けたうえでの「改善報告」に、政府内では実効性を疑問視する声も出ています。

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