堤防決壊の豪雨被災地“不安な夜”に 茨城・常総市[2016/08/22 18:05]

 22日朝から激しい雨風で多くの被害をもたらした台風9号。今も暴風域を伴いながら関東地方を北上しています。去年9月に堤防が決壊した茨城県常総市から報告です。

 (社会部・古武家朋哉記者報告)
 (Q.雨風はどんな状況か?)
 1時間ほど前から雨、風ともに少し弱まってきたように感じます。ただ、風は依然、強く吹いていて、風の影響で雨が少し横に流れていく状況が続いています。常総市では午後2時51分に最大瞬間風速26.3メートルの風が吹きました。雨は徐々に弱まってくるとみられていますが、風は依然、強く吹くとみられていて、22日夜いっぱいは注意が必要です。去年9月の大雨によって鬼怒川の堤防が決壊した現場周辺の道路とその横にある土地は水の勢いですべて削り取られてしまいました。ただ、今は整備されて車が通れるような状況になっています。以前は何軒も家が建っていましたが、現在は1軒しかない状態になっています。地域の人にお話を聞いたところ、台風の影響でどこかに避難しているというわけではなく、シャッターをして戸締りをしっかりして台風に備えているということです。皆さんは去年の水害のこともあり、口々に「不安だ」と話していました。

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