“奇跡の不動尊像”復興誓う 水害からまもなく1年[2016/08/28 11:52]

 茨城県常総市の鬼怒川の堤防が決壊してからまもなく1年です。濁流に流され、その後、奇跡的に見つかって「復興のシンボル」になった不動尊像を前に住民らが復興を誓いました。

 去年9月、常総市の鬼怒川の堤防が決壊し、住宅が流されるなど甚大な被害が出ました。被害の大きかった上三坂地区では、住宅とともにお堂に置かれていた木でできた不動尊像も濁流に流されました。地区の守り神のような存在だった不動尊像はその後、約7キロ離れた場所で見つかり、今は「復興のシンボル」になっています。水害からまもなく1年を前に、住民らが不動尊像に復興を誓いました。
 常総市上三坂地区・秋森二郎区長:「一日でも早く(住民たちが)戻ってこられる状態にしたい」
 常総市では、5000棟以上の住宅が損壊するなどして今も多くの住民が避難生活を余儀なくされています。

こちらも読まれています