社会

2016年9月2日 22:01

“強度不足”の原発重要設備 国内でも17基で使用

2016年9月2日 22:01

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 フランスの原発で強度不足の可能性が指摘されている日本のメーカー製の重要設備が、日本でも合わせて17基の原発で使われていることを大手電力7社が明らかにしました。

 この問題は、フランスの規制当局がフランスの原発18基について強度が不足していると指摘したことを受け、日本でも原子力規制委員会が原発を持つ大手電力会社に調査を指示していたものです。強度不足の原因である可能性が指摘されたのは、日本のメーカーが作った原子炉圧力容器などの重要設備でした。原子力規制庁によりますと、こうした設備を使用していた国内の原発は、稼働中の川内原発1、2号機を含む7社の17基でした。ただ、フランスでも実際に強度不足が確認されたわけではなく、規制委員会は7社に対し、10月末までに強度に問題がないかどうか改めて報告するよう求めています。

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