鬼怒川の堤防決壊から1年 慰霊祭で犠牲者に黙祷[2016/09/11 00:20]

 茨城県常総市の鬼怒川で堤防が決壊してから1年が経ちました。市内の3分の1が浸水した常総市では、堤防が決壊した時間に合わせて黙祷(もくとう)が捧げられました。

 常総市では去年9月の水害で2人が亡くなり、1600軒以上の住宅が全壊や大規模半壊し、約4300人が住宅などに取り残され、救助されました。堤防の決壊現場では住民ら約100人が集まり、犠牲者に献花し、黙祷が捧げられました。
 住民:「見た目は奇麗になったけど、まだまだ復興といっても道半ば」
 また、市主催の式典では石井国土交通大臣らが出席しました。国土交通省は、24時間で500ミリ以上の大雨が降った去年と同じ規模の水害でも耐えられるように鬼怒川の堤防の整備を進めています。神達岳志市長は「新しいハザードマップに基づき、避難訓練などを行っていく」としています。

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