東電に「厳重注意」 福島第二原発で規定違反[2016/09/12 21:16]

 原子力規制委員会は、福島第二原発で核物質防護規定違反があったとして、東京電力を厳重注意処分としました。

 規制庁などによりますと、福島第二原発の敷地境界に設置された侵入防止用の検知器の一部について警報が表示されないよう設定されていました。去年10月、規制庁が行った検査で判明しました。検査に対し、東電側は「人が侵入した形跡がないにもかかわらず、発報が相次いだため、警報表示機能を停止していた」などと説明していますが、警報が切られた範囲や期間については「核物質防護上、回答できない」としています。東電は「指摘を厳粛に受け止め、再発防止に努めたい」と話しています。

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