性犯罪厳罰化へ 法制審議会が法務大臣に答申[2016/09/13 05:56]

 法務大臣の諮問機関「法制審議会」は、性犯罪の厳罰化に向けた刑法改正について要綱を採択し、金田大臣に答申しました。

 現行の強姦(ごうかん)罪や強制わいせつ罪は被害者の告訴が必要とされていますが、負担が大きいという意見があり、要綱では告訴がなくても罪に問える「非親告罪化」が盛り込まれています。強姦罪の法定刑は3年以上から5年以上に、強姦致死罪と強姦傷害罪は5年以上から6年以上にそれぞれ引き上げます。また、被害者を女性に限っている規定を改め、男性にも対象を広げます。法務省は答申を受け、刑法の改正案を来年の通常国会にも提出する見通しで、成立すれば明治時代に制定されて以来の大規模な改正となります。

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