地下鉄サリン事件の遺族 情報公開の必要性訴える[2016/09/16 05:57]

 地下鉄サリン事件の遺族が死刑制度に関するシンポジウムに出席し、死刑囚との面会も含めた情報公開の必要性を訴えました。

 地下鉄サリン事件の遺族・高橋シズヱさん(69):「裁判では言わなかったこと、言えなかったこと、聞かれなかったことが、死刑判決を受けた今、あるのではないか」
 シンポジウムには、地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋さんらが出席しました。高橋さんは、遺族の立場から死刑制度の必要性を訴えたうえで、「死刑囚について何の情報もない」と指摘しました。法務大臣に死刑囚との面会や刑の執行前に知らせてもらうこと、執行に立ち会うことなどを要望しているということです。一連のオウム真理教事件では、13人の死刑が確定しています。

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